エアコンの設置後試験運転 日立RAS-AJ22 H(W)
目次
小型ルームエアコンの試験運転
室外機、室内機の冷媒管つなぎ作業がおわり、真空引きと気密チェックで
問題がなかったら試験運転テストの移ります。
日立、ダイキン、パナソニック、コロナ、東芝など設置者用説明書に書いてある表現は
各社ことに違う点があります。
機器の大きさ、機能、運転方式などが異なる点があるので各機器に合わせた試験
運転の行い方法、真空引きの時間、機器コントロル方法などが微妙に違うわけです。
必ず自分が設置しているモデルの説明書を確認読みましょう。
リモコン操作とPOINT
下のリモコンの写真を参考してください。
今回説明をしている機種は 日立のRAS-AJ22 H(W)です。
各メーカーことにボタンの配列などは違いますから機種に合わせたコントロール操作を
行います。
2番目の写真、据え付け点検カードの真ん中の行にもかいてありますよう
試験運転は冷房・暖房から一つを選び、行うことができます。
※リモコン設定:下の写真をご覧になってください。
新しいエアコンのリモコンは必ず電池をいれてください。
電池を入れ、下の写真赤いボタンを押せば暖房運転になります。
赤い暖房ボタンを押した後、その下部分の上下温度をコントロールできる
上下矢印模様のボタンがあります。これを利用して最高の温度に設定しましょう。
本機 日立RAS-AJ22 H(W)の場合32℃まで上げる設定ができます。
冷房で試験運転を行う場合には↓写真のリモコン右、青いボタンを押して
温度調整上下矢印ボタンを一番最下温度まで落とします。
本機 日立RAS-AJ22 H(W)の場合16℃まで落とせます。
※風量の調整:下の点検カードをご覧になりますと
風量の状態を表すグラフが見えますよね。一番マックス最高の
量から1段階程度減らしたほぼマックスの状態に設定するという風に
グラフのイラストがあります。
※時間:20分以上行いましょう。(冷房試験運転であれば十分冷えているか、
暖房試験運転であれば十分温かい温度まで上がっているのかをチェック)
※チェック:手を伸ばし”あ~涼しいね”でもいいですが、もっと正確に温度計を使いましょう。
正常の温度が維持できるのが確認できたら、作業終了ということになります。
据付説明書を必ず読むくせをつけましょう。
今回の場合にはほとんどチェック事項に方法などが出ています。
終わりに
確実に真空引きを行いましょう。
真空ポンプなしで簡単に行うエアパージは冷媒に空気の混ざる危険性を伴います。
新しくエアコンをつけたのに、正常運転ができなければ、お客様から信頼がなくなったり、
場合によっては冷媒ガス改修後、入れ替えの経済的、時間的な損失を背負うことになることも
あります。確実なマニュアルで確実な作業手順し従い作業行いましょう。
上記の写真は真空ポンプ作業”気密維持測定中”です。