pickup
エアコン室外機置き方と費用関係について

エアコン室外機置き方と費用関係

前回一度扱った内容ですが、写真が用意できましたので分かりやすく説明したいと思います。
これを分かることにより、我が家の空調費用や初心者の空調士の作業イメージが分かるのに
役に立てるのではないかと思います。

目次

天吊り

下の写真をご覧ください。施工場所の限られているマンションのベランダには
狭いところに様々な皆さんの生活用品や洗濯機、天井避難はしご口、防火型避難間仕切りパネルなどにより室外機を置けないところも沢山あります。室内にも置くことはできません。
その際にしっかりしたコンクリートの躯体の床であれば、金属制ブラケット金具などを利用して室外機を吊っておくことも可能です。このようなことを業界ではいわゆる天吊りと表現
しています。
エアコン設置の際には作業員が最低2人必要です。
コンクリート下地床アンカー作業も必要ですね。(既設をそのまま利用するのであれば
ブラケット金具の点検とアンカー穴などの点検補修作業も必要な場合があります。
金具の値段は組み立て式で最低2,000円~の値段になります。

 

壁面置き

これは建物の壁面に室外機を設置する方法で、天吊り方法は天井だったのに対し
今度は壁面ということになります。
一般の小型ルームエアコンの室外機であれば40Kg未満の重量が多いですが
大型業務用ですと40㎏以上60㎏80㎏120㎏など相当の重さがあります。
設置ポイントとしては木造建てもの、ALC鉄骨などの建物は壁面の中の下地を
(柱、板、間柱等)を探し、しっかり鉄台を固定したり、アンカーボルトを支える
物などで固定させ、耐震強度や経年劣化などに備えた上下、左右揺れに耐えられるように
固定させなければならない少し高難易度の固定方法です。
費用もかかります。建物の壁面と壁に設置される室外機の風景環境も綺麗にそろえて仕上げする必要も空調士に求められる設置方法だといえるでしょ。
専用金具が必要
作業員は2人~3人、業務用であればクレーンや特殊ウィンチなどが必要です。
金額も平地置きや、ベランダ置き方法に比べたら、2倍~の現場状況に合わせた金額に
なります。

 

戸建て住宅、マンションのベランダ置き

これは上で説明した二つの方法に比べたら楽な方法といえるのですが、
経験上、室外機を室内のエレベーターや階段などをりようして運搬搬入が
出来ない大きさの場合はクレーン重機を使ったり、特集ウィンチを使用したり
人を動員させ室外機に傷つかないよう工夫しておかないといけない、
場合によっては大変な状況の作業になることもあります。
↓↓↓の写真のように小型家庭用ルームエアコン室外機重量30㎏未満のものは
一人で台車などを利用し、エレベーターで楽々運搬することもでき、作業環境や
費用面で全然問題ない場合が多いです。
プラスチックの台に載せ、ビスで固定させそのまま置けば終という感じのシンプルな
置き方です。

屋根置き

これは難易度の高い、作業員も安全を考量し、建物の揺れや、エアコンの重さで
建物が弱くならない、下に落ちないような工夫や道具、金具台を使ってしっかり固定
しなければならない代表的なエアコン室内機の置き方です。
作業員の屋根落ちからの安全も考えながらかつ、機能的な面、住宅の屋根の美観的な面
安全面、時間が経っても滑り落ち、地震があっても屋根から落ちにくくさせなければならない
経験がのある空調士の作業となる代表的な室外機の置き方の一種類と言えます。
重さによってクレーンなどが必要となります。作業員も2人~で、金具や固定ワイヤー、防水
シリング作業も考えてやらないといけない作業が多いです。

二段置き

集合住宅や限られていく空間に複数の室外機を設置する場合よく利用する方法です。
専用2層式金具台が必要です。
配管が重なったり、建物美観的なこと考えてスリムダクトをセットで設置する場合も
たくさんあります。限られている空間や、建物の美観的な面を考えながらの
作業となります。台の費用と2人以上の空調士が必要な場合が多いと言える置き方ですね。

平地置き

これは上で説明したエアコン室外機置き方のなかで一番シンプルで作業しやい作業環境と
言えるのですが、狭い壁の中を作業員がぎりぎり通れる場所であったり、
クレーンなどを使用しなければならない環境であったりということもありますので
簡単な作業とは言いにくいのですが、一応、シンプルな方法と言えるでしょう。
地べたにプラスチックの台を置きその上に室外機を置いて台と室外機をビスで固定すれば終です。水平は専用ゴムパットなどを使用します。

最後に

エアコン室内機の置き方によってはコーストがかなりの金額で変わってきます。
事前に我が家にあった空調設計(どこに置けばやすくなるか VS 配管長さなどコースト)をしコストを抑えるのにこの記事の内容を活用、役に立てればなと思います。

おすすめの記事