室外機を置けるスペースがない、室内機を据え付ける適当な場所がないくらい狭い部屋、壁に穴はダメと言った部屋にエアコン設置は可能でしょうか?
限定的になりますが、先に結論から言えば、可能です。というのが答えです。
下の写真は東京都新宿にあるマンションの部屋です。4畳半の小さい部屋ですが、
窓に設置するエアコン corona SWH-A1819冷房、暖房兼用ウインドウ設置エアコン
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目次
エアコン設置ができない部屋
●部屋にベランダがなく室外機が置けない。
●マンション規約などにより外に室外機固定ブラケットや金具設置ができない。
●他の部屋にベランダはあるものの、鉄筋コンクリートのマンションか高層建物で梁などが沢山あり、施工技術的に無理がある。
●費用がかかりすぎ。
●室内に室内機を据え付けられない特殊な作りの部屋。
上記の理由や事情が複数重ねていて事実的にエアコン設置ができなと断定してエアコン設置を諦めていたお部屋など。
自分の部屋が窓コンの設置が可能か見極め
窓がある⇒窓の高さがエアコンの高さより大きい場合 窓用エアコンが設置できる可能性がある。
※下の写真を参考※
窓用エアコン設置の可否を判定するにはエアコン本体より窓の方が高さがあることです。
イメージとしては窓にエアコン枠をはめて固定する、それからエアコンをかちゃっと入れるだけ!ということです。
新宿のあるマンションの部屋に設置の様子
10階建物の9階2SLDKの間取りの部屋に窓用エアコンを設置しました。
既存のエアコンは暖房機能がないエアコン専用機器で作業の依頼主は窓コンには暖房機能なんかはないと思っていたそうで、メーカーの製品をネットなどで検索すれば冷暖房兼用機種の情報がでています。
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工事前の機種のエアコンの写真が下の写真となりますが、引っ越しする前から残置物として窓に設置されていたそうで、時々エアコンが窓枠から外れて落ちたり窓とエアコンの隙間から
雨の日は部屋の窓の周辺が水浸しになった状況です。写真の左下部をご覧になるとわかるように包装用クッション材を下敷きにしたり、窓に養生用のテープを貼ったりした工夫をしているのが分かりますよね。
このエアコンを取り外し新しエアコンを設置しました。
先ずは既存のエアコンを取り外します。
次に、新しいエアコンのパッケージから窓枠を取り出します。
上下部取付ネジを取り付けます。
戸側パッキンと柱側パッキンをそれぞれの箇所に差し込みます。
枠は工場から出荷時から組み立ててありますからエアコン専門空調士でなくてもだれでも
取り付けることができます。
枠に一度はめてエアコン枠の高さを窓の枠に合わせながら枠高さを調整します。ネジを緩めるとジャバラ付き枠を伸ばしたり、縮めたり調整することができまあす。
パッキン調整や、形状に合わせてパッキン裁断などが終わったら、エアコン枠を完全にしっかり固定します。ネジの丸いつまみを回すだけの簡単なことです。しっかり締め付けるためにマイナスドライバを用意すると作業をやりやすいです。
次にドレントレイを窓枠の外側に固定させます。
専用ドリルビスが入っていますが、穴を開ける際には電動ドライバがあれば便利です。
指の怪我に気を付けてやります。
場合によっては専用ビットキリを使用して穴を開けてからドリルビスで固定します。
ドレントレイ取付作業はとても大事です。せっかく自分で取り付けたエアコンがドレン管の水漏れを起こしたのでは意味がないことですよね。
ドレン管トレイなどの設置が終わったらドレン管を接続します。
マンションの場合、ここは要注意です。その部屋の窓からドレン管が外に目立つように出ていたり、水が下の階の窓などにぽたぽた落ちたりしてると下の階かマンション組合理事会などで警告やひどい場合撤去命令などを受ける可能性もあります。窓枠などにドレン水をにがしたり分散させるような工夫か室内水タンクが利用できるエアコンの機種を購入したりなどしてこの辺は解決策の一つです。冷房専用だとドレン水などが発生しない製品もありますのでその場合にはドレン工事必要なしタイプの製品を購入するのをお勧めします。
ブログを書いている自分の場合にはお客様と見積段階でのドレン処理方法についてマンション管理組合管理人との打ち合わせ通りに設置しました。前の機種が外窓枠に分散させるタイプで
ドレン管は建物に目立つように出さない既設と同じような方法で設置することで許可を得て施工しました。このマンションは窓付けエアコンもこれからは設置が禁止になるそうです。
試運転まで確認し工事が終わりました。
設置に必要な工具
必須工具
プラスドライバ マイナスドライバ、ハサミ(防水パッキンを窓枠の形状に合わせて裁断したり、梱包などのひもを切るよう用途で使います。)
あると便利な工具
電動ドライバ、アルミサッシ穴あけのドリルビットなど
窓付け用エアコンメーカー
コロナウインドウエアコンの情報は下記のリンクをクリックしてください。
コイズミ窓用エアコンのメーカー製品情報は下のリンクをクリックしてください。
ハイアール窓用エアコン、冷風機メーカー製品情報は下記のリンクをクリックしてください。
終わりに
窓用エアコン、ウィンドウ設置用エアコンの設置は簡単で、説明書を読みながら女性や、年配の方も取付られる機種のえあこんです。
重さが約20㎏前後で、電気工事士免許やフロン取り扱いといった資格も必要ありません。
電源は周りのコンセントにプラグを入れるだけで、フロンの注入や真空作業はありません。
1.既設のエアコンがあれば外す。
2.枠にネジや、防水パッキンをはめる。ドレントレイも取り付ける。
3.エアコン専用枠を窓枠に取り付ける。
4.窓の形状が木材窓枠などは梱包に入っている金具を利用しL型金具を先に窓枠に取り付けて エアコン枠を取り付ける。(これは説明書を読んでください。メーカーによって違います)
5.エアコン本体をはめ込む
6.窓に窓専用錠を取り付ける今回のモデルの場合部材として基本的にありましたが、他のメーカーは事前に確認するのをお勧めします。
7.試運転(と言ってもリモコンでエアコンを動かすだけ)を行います。
以上です。