ダイキンのエアコンから日立RAS-AJ22H(W)に取替作業を行いました。
下の写真は完成後の写真です。
写真左下部分配管穴部分が少し見えるのですが、既設もこんな感じで
勾配やコーナーの高さの度を考えたら、ぎりぎりこんな感じでした。^^
新しく据え付けしました、室外機の写真です。↓↓↓
室外機据え付け台も新しいですね。
お客様が作業の試験運転を確認して喜んでいます。
目次
今回現場の作業ポイント
今回は2階建ての賃貸アパートで2階の一番奥側にあるワンルームです。
●室外機は外1階の約7m程度の冷媒管の長さ
エアコンの大きさや冷媒管の長さによっては冷媒を補充しなくてはならないこともありますが、今回は補充しなくて済む長さでした。
●冷媒管をそのまま再利用してコストを下げたいという大家のリクエスト!
既設のダイキンエアコンがR410という冷媒で今回はR32新冷媒です。
10年程度使われていたし、保温材や保温材保護テープも経年劣化で所々破られていたり、冷媒管の銅管の肌がそのまま見えたりしたので
最初の見積書には冷媒管まで全部取替の見積書で提案しました。しかし、その配管の3点セットの材料の長さと施工工賃が増えてしまうため、万円単位で高くなってしまいます。
そこで、お客さんの提案通り再利用することになったわけですが、様々な面からしても
R410冷媒を使った銅管にR32冷媒を使っても問題なかったので提案通りに施工しました。
冷媒の種類が違うけど同じ冷媒管でいいの?
冷媒R410AおよびR32
★圧力関係は?
作動圧力がR22対比でR32とR410Aは約1.6倍で あまりかわらない。
★性能は?
今は生産中止の従来冷媒ガスR22とほぼ同等の性能が得られるということ。
★冷媒組成など
R410Aは疑似共沸性の混合冷媒で、R32は単一冷媒なので、組成などの管理問題はほぼないということ。
3つ星OKということで^^;使用してもいい結論で至ったわけです。
窒素などで洗浄したい旨も伝えたのですが、今回やお客様のリクエスト通りにそのまま使用しました。
冷媒管再利用時のポイント
★接続するすべてのユニオンジョイントは全カ所剥きだしてフレア加工を行う。
★フレアガードという気密性冷媒圧着オイルを使用する。
★露出箇所のドレン管及び傷んでいる箇所のドレン管はすべて取り替える。(今回ほぼ取り替えた感じですね。^^)
★保温材が切れている箇所はしっかり保温材を施す。
★室外機から室内機まで保温材テープは新しく巻いてあげる。
これ、新しく冷媒管をするより実際時間かかりました。
★ドレン管つまりなどをチェックする。(テープや保温材巻く前)
簡単な方法は水を流してみる(飲んだ水のペットボトルに綺麗な水を入れてながしてみる
今回の場合OKでした。傷んでる箇所怪しい?カ所全部切り捨てましたし。。。
★真空引きをしっかり行い真空状態の維持が20分以上大丈夫なのかしっかり時間を測ってみる。
★室内機冷媒管つなぎ部分はしっかり専用シートで巻いてあげる。
日立RAS-AJ22H(W) 白くま君
型式RAS-AJ22H(W) 製品詳細
日立ルームエアコン セパレート形室内ユニット
種類 冷房、暖房兼用
消費電力
能力
冷房2.2kW 冷房標準580W
暖房標準2.2kW 暖房標準470W
暖房低温2.8kW 暖房低温1,040kW
運転電流 冷房6.8A
暖房5.5A
定格電圧 100V (50~60Hz)
質量 7.5Kg
その他施工写真